洞爺湖有珠山ジオパーク

先週のブラタモリは、洞爺湖がテーマでした。

番組を見ていたら、2ヶ月程前に洞爺湖で色々と感じたことを思い出しました。

少し厳し目の内容ですが、幾つか書きたいと思います。

 

久々(20年ぶりくらい?)にジオパークを散策しようということになり、

パンフレットを見て、西山山麓火口散策路へ車で向かいました。

 

しばらく走ると駐車場の看板があります。

全部有料の千円です。

パンフレットでは無料だった気が…。

観光地によくある私有地の駐車場でした。

有料駐車場の先に無料の公営駐車場があります。

しかし看板が殆ど無いため分かり辛いのです。

無料駐車場に停めると、今度は目の前に大きく「金比羅山火口」の看板と矢印が出ていて、山の上に誘導しようとしています。

「ここは西山火口なのでは?」と思いながら看板を見ると、徒歩でも駐車場を利用しても有料千円と書いてあります。

最悪の場合、有料駐車場に停めて、その後金比羅山火口へ徒歩で行くと、2千円掛かってしまうのです。

一見しただけでは分かりません。

私の後から来たご年配の観光客達も戸惑って、私に何が正解か聞いてきました。

ここも後で調べたら私有地なんだそうです。

ブログやクチコミにも、間違って二重に支払ってしまった等の批判的内容が散見されます。

 

問題は情報提供されてないことです。

私有地だから公のパンフレットやHPに書かないのでしょうが、来訪する観光客の満足度を考えたら、何らかの情報提供はすべきです。

看板も公設のものより私設のものの方が大きく、数も沢山有り目立つ状態です。

この状態も、早く是正すべきです。

 

車を降り、周りをグルグル廻って、なんとか西山火口散策路へ歩きだすと、不思議な売店が…。 

 

 

 そして何故か、焼きいもなどが売られています。

恐らくここも私有地なのでしょう。

しかし「ユネスコ世界ジオパーク」とは思えない光景です。

 

散策自体は大変迫力のあるものでした。

大地のエネルギーの凄さを体感できます。

しかし被災した幼稚園や民家は只放置されているので、内部まで植物が生い茂り、

どんどん原型を留めなくなってきています。

このまま土に還っていくことでしょう。

確か雲仙普賢岳は、被災した民家等を一部屋内にて保存していた筈です。

色々な理由はあるのでしょうが、一部保存も必要な気がします。

 

最後に気になった点は、幼稚園や民家など被災建物に説明書きの看板が全くないことです。

恐らく以前添付されていたような痕跡はあるのですが、現在は貼られていませんでした。

 

観光客全員がガイドを頼めるわけではありません。

必要最低限の説明書きは必要だと感じました。

 

洞爺湖は北海道では珍しい、明るい陽性な湖だと思います。

それが人気に繋がっているのでしょうし、私も洞爺湖を好きな理由です。

だからこそ、もう一歩のホスピタリティ(以前)のアプローチが必要だと思うのです。