
いよいよ新元号「令和」に変わることになりました。
ついに新しい時代がやってくるのです。
やはりワクワクした気分になりますね。
皆で力を合わせて、平和で明るい時代にしたいものです。
しかし新しい時代は、更に激動の時代になります。
まず、世界景気が減速傾向です。
既にインバウンド消費が急減速しています。
爆買いは鳴りを潜めました。
モノからコト消費と言われるように、インバウンドも体験型観光にシフトしていますが、一人当たり消費額をどれだけ増やせるかは未知数です。
そしてもう一つ世界を激変させるのが、5G(第5世代通信)の普及です。
今年は令和元年だけでなく5G元年なのです。
あまり巷で語られることは少ないようですが、これは世の中に大変なインパクトを与えます。
5Gは、今の4Gと比べ「高速大容量・低遅延・多接続」という3つの特徴があります。
まず4Gの速度の100倍、通信容量は1000倍になります。
4K画質の映画が10秒でダウンロードできるそうです。
ネットのコミュニケーションも、現状の「見る聞く」だけなく、「感覚」までも伝えることができるかもしれないそうです。
VRと組み合わせると仮想テレポテーション状態になりますね。
我々の研修やセミナーも、移動することがなくなるかもしれません。
そして低遅延により、自動運転が実験レベルから実用レベルのものとなるでしょう。
他にも遠隔手術により過疎地域の医療が変わるかもしれません。
さらに多接続が可能になることで、あらゆるモノがインターネットと繋がるIOT化が進みます。
迷子が出たら、全ての監視カメラが連携して発見し、お母さんのスマホへ連絡する、なんていうこともできるそうです。
しかしいいことばかりでは無く、全てがIOT化して繋がることで、セキュリティに大きな不安が生まれます。
全ての個人情報が丸裸にされ、全世界へ筒抜けになるのです。
今度は、それを防ぐためのビジネスも生まれるでしょう。
おそらく全てのサービスを含めた、ビジネスの概念が変わるのです。
それもここ数年のうちに。
ということは、消費者の価値観も大きく変わることでしょう。
だからこそ、今まで通りの発想では立ち行かなくなるのです。
そこで近年叫ばれている重要なキーワードが「競争から共創(協創)へ」です。
本来「敵」であった同業他社が、資源や強みを連携させて新しい価値を生みだすのです。
まさに「敵の歓待」を起源とする「ホスピタリティ」の考えをビジネスに応用させるものです。
*先日までお手伝いしていた小樽のプロジェクトが、まさにその方法で行っていたので、次回のブログで紹介したいと思います。
*ホスピタリティについて、拙著「おもてなしを売上に変える技術」に詳しく書かれています。
ご興味をお持ちの方は、是非お読みください!!