「おもてなし」と「ホスピタリティ」の違い①

以前ブログで「ホスピタリティとサービスの違い」をお伝えしました。

相変わらず毎日高いアクセスを頂いております。

 

今回は「ホスピタリティ」と「おもてなし」の違いについて考えたいと思います。

 

流行語にもなった「おもてなし」、改めてどういう意味だと思いますか?

 

おもてなしの意味を検索すると 「おもてなし◯◯」などの冠がついた幾つもの接遇マナー講師、研修会社などのほとんどが、

 「モノを以て成し遂げる」

「裏表の無い接遇」

 と定義しています

 

ホスピタリティ研究で有名なあの先生も

 ・聖徳太子の「和をもって貴しとなす」からの「もってなす」が語源

・広辞苑におもてなしという単語は載っていない、それは言葉では無く概念だから載っていない

 と語っている(ようです)…。

 

では、「おもてなし」という言葉を分解してみましょう

 

持て成し(名詞)に接頭語を「お」を付けて丁寧にしたものです。

→なので「持て成し」で、ちゃんと広辞苑に載っています^^;

 

そして「持て」は「成し」に対する接頭語です。(もて遊ぶ、もてはやす等と同じ)

因みに接頭語とは、語調を整えたり意味を強調する役割があります。

→なので「和をもって貴しとなす」と「裏表無し」起源説は俗説ということですね^^;

(大体その理屈だと、おもてなし=ウラがあるんかい!という話です)

 

長くなってきたので、次回ホスピタリティとおもてなしの違い②に続きます。

 

*ホスピタリティについて、拙著「おもてなしを売上に変える技術」に詳しく書かれています。

ご興味をお持ちの方は、是非お読みください!!

 

 

先月、某百貨店の催事で食べた白龍のじゃじゃ麺。

毎年食べにきます。

ここのスタッフは、毎年親切に食べ方を教えてくれます。

「全部よく混ぜて、途中でニンニクやら調味料を入れてお好みに味を変え、最後麺を少しだけ残して、玉子を入れて渡してくださいね→ちーたんたん(スープ)になります」

知っているけど、知らないふりをして毎回説明を感心しながら聞くのも楽しみです(笑)