問題解決力を鍛えよう!⑦〜ロジックツリー

札幌で一番好きな讃岐うどん店「かがわ軒」。3月末で閉店してしまいました。セルフなのに、帰る時は「午後からも頑張ってくださいね!」なんて声掛けしてくれて…味はもちろん、ホスピタリティ溢れた名店がまた札幌から消えました。
札幌で一番好きな讃岐うどん店「かがわ軒」。3月末で閉店してしまいました。セルフなのに、帰る時は「午後からも頑張ってくださいね!」なんて声掛けしてくれて…味はもちろん、ホスピタリティ溢れた名店がまた札幌から消えました。

前回は問題の原因分析において「WHY〜何故?」と問いかけ深堀りし、

必ず根本原因まで辿り着く必要性をお伝えしました。

 

とは言っても、ただ深堀りしようと思っても

なかなか手掛かりなく考えるのが難しいのも事実。

 

そこで使ってほしい手法が

「ロジックツリー」

というツール。

 

ご存知の方も沢山いらっしゃると思いますが

「ロジック」の名の通り、問題解決のみならず論理的思考全般に使えるツールです。

 

<ロジックツリーとは>

ロジックツリーとは、問題の要素を分解しツリー状にすることで、

原因の深掘りや解決策を具体化しやすくなる

フレームワークのことを言います。

下の例を見てください。

 

 

 

ダイエットのロジックツリー例を見てみましょう。

 

                                                        

ロジックツリー作成の留意点3つ

①各階層の要素のレベルが揃っていること

→図例を見てください。同じ色の階層が同じレベル感ですね。階層ごとのレベルを揃えるよう留意してください

 

②右端が行動レベルに結びつくまで増やす

→最初抽象的なものをどんどん具体的にしていくイメージで作成してください。

 

③モレなくダブりなく整理されていること

→ロジックツリーで大事なポイント「漏れなくダブり無く

MECEとも言います。

(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)

「分けた要素が、互いに重なりなく全て集めると余すところがない」という意味です。

最初はコレが難しいと思います。

難しい時は多少のダブリは目をつぶり、「漏れ」だけ無いように進めてください。

 

そして問題解決におけるロジックツリーの使い方ですが3種類あります。

① 要素を分解することで全体像が把握できる〜Whatツリー

② 根本原因の特定がしやすくなる〜Whyツリー

③ 課題解決策のアイデアが考えやすくなる〜Howツリー

  

今回は原因分析なので

Whyツリーで根本原因を発見してみましょう。

 

今回のケーススタディ道の駅のレストラン売上が予算を割っている問題でやってみましょう。

 

 

WHYツリーを作る時は因果関係を

「たぶんこういうことなのかな?」と考えてつくってみましょう。

 

ただし原因が一つとは限らない

 

 

この売上の例だと

客単価か?客数か?どちらもか?

だからこそ「何故何故?」で深堀りすることが必要になってきます。

 

 

 

階層と項目ができたら図例のように「あるべき姿」と「現状」を載せてみてください。

 

それぞれ項目にあるべき姿と現状を記入すると根本原因がより明確になります。

 

例えば客単価が落ちているとしましょう

→何故?→ディナーの客単価が落ちている

→何故?→高単価な単品アラカルトの注文が減っている

→何故?→アラカルトメニューの魅力不足?

だったら 魅力的なアラカルトメニューの開発が必要では?

 といったように次のアクションの仮説が見えてきます。

比較的簡単に根本原因まで深堀りできるわけです。

この方法だと、複数原因があるときは解決すべき優先順位も明確化できます。

 

ロジックツリーはこういった問題解決に役立つだけではなく

文章を書く時やプレゼンを行う時の構成を作成する際にも威力を発揮します!

一度ではなかなか習得できませんが、ビジネスの色々な場面で

常に要素を分解してツリーを作る習慣

をつけてみてくださいね。

 

 

*ホスピタリティについて、拙著「おもてなしを売上に変える技術」に詳しく書かれています。

ご興味をお持ちの方は、是非お読みください!!

 

 

 

 

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