
前回まで問題発見するためのポイントをお伝えしてきました。
今回からは
<原因の分析>
についてお伝えしていきます。
私達は普段「問題」に対して、
いきなり解決のアクション決定まで
してしまいがちです。
それでは問題は根本解決しないということを知っておいてほしいのです。
問題解決は、必ずステップを分けて順番に行うことと肝に銘じてください。
繰り返しますが実際のビジネス上の問題解決では、原因分析が一番省略されているケースが多いのです。
私が百貨店で売場マネージャーだった時、
昨年同曜日との売上対比が1時間ごとに発表されていました。
お昼を過ぎて売上が昨年を下回っていると、さあ大変。
上司から招集がかかります。
「売上を大幅に割っているぞ!このままでは大変だ!対策をどうするんだ?」
皆当然、仕方なく原因分析なく、即アクションの回答をします
「値段を下げてタイムサービスします!マイクで声掛けして呼び込みます」なんて答えます。
一瞬売上上がりますが、止めると当然すぐ元に戻ります。
こんなことを毎日繰り返していました。
月末や年度末などの重要な日に至っては
「全従業員必ず店内で2千円以上何かを買うこと!」
なんていう本末転倒な指示命令を出してしまいます。(すべて実話です)
そうです。
分析なきアクションをしても
根本解決にはならないのです。
勘違いしないでほしいのは、売上目標を達成させよう!というモチベーションは大切です。
適切な対策を打って、それが功を奏し月末目標にあと1%足りない!というときは、タイムセールもありだと思います。
しかし原因分析せず根本的対策も打たずに、
毎日「売上が悪い、何か手を打て」と言われても
根本解決せずにスタッフが疲弊するだけです。
(だいたいそういう時は問題自体を見つけてない場合が多い)
問題の原因を分析することが重要な意味
お分かり頂けましたでしょうか。
では原因分析をするには、具体的にどうしたらよいか?
次回、ケーススタディで考えてみましょう。
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