問題解決力を鍛えよう!②〜2種類の問題

 

 

前回は問題とは何か、つまり問題の定義についてお伝えしました。

 

しかし厳密に言うと問題には2種類存在します。

 

 

をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

図の左側は「発生型問題」、普段一般的に問題と言われている問題です。

前回の例で言うと、一本道を使ってB地点に行けるという「あるべき姿」から、

岩が落ちてきてB地点に行けなくなった逸脱した状態。

 

右は設定型または発見型問題と呼ばれている問題です。

現状まだ逸脱した事案は発生していない状態です

道路に岩は落ちてきていないし、通行止めにはなっていないのでB地点に行くこともできます。

 

しかし、現状の「あるべき姿」から更に「より理想を目指した状態」を考え設定するのです。

 

この2つの問題の特徴を

解決策の違いでみていきましょう

  

発生型問題の解決はマイナスをゼロベースに戻すことです。

 

また前回の

「毎日B地点に行かなくてはいけないが、岩が落ちてきて行けなくなった」

 

例で考えると… 

 

岩を取り除く、岩が落ちないように法面工事をするなどです。

答えはある程度限定されます 。

誰が考えても、答えに大きな差は出ません。

 

そして、ほとんどが対処療法になるので、

多くのケースで根本解決できないこと。

多くの道で、また落石が発生するのです。

 

 

しかし設定型(発見型)問題はより理想の姿を設定するのですから

迂回路を創る、道を使わずドローンで飛ぶ、

いや最初からB地点に行かなくて済むような仕組みを作る

などなど答えは無限にでてきます

 

そしてなによりも発見型問題を解決することは

問題を根本解決できるのです。

行かなくて済む仕組みを作れば、どんな落石やトラブルが発生しても

無問題です。

 

いわゆる業務改善・業務改革に繋がります。

 

今の時代は、これからどんな事が発生するのか?想像

その未来に対応したあるべき姿を考える

設定型(発見型)問題解決を実行に移すべきです。

そうしないと日々、発生型問題に追われてしまいます。

 

組織の目的達成のために、設定型問題に取り組んで行くことが重要なのです。

 

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*ホスピタリティについて、拙著「おもてなしを売上に変える技術」に詳しく書かれています。

ご興味をお持ちの方は、是非お読みください!!

 

 

 

 

 

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