
改めてマーケティングを学ぼうと、講座を受け始めました。
長い間百貨店でバイイングやマネジメントを行っていたので、知ったかぶりをしていましたが、しっかり学ぶのは初めてです。
これから振り返りのために、ブログに記しておきたいと思います。
良かったら皆さんも参考にして頂けれと思います。
講師は元電通の方です。
電通におけるマーケティングの定義とは「売れ続ける仕組みづくりに関わる活動全ての総称」だそうです。
売れ「続ける」というのがポイントで、その為には顧客との関係性を作ることが重要だと言います。
関係性をつくるマーケティングを「リレーションシップマーケティング」と言うそうです。
関係性を重視する今のマーケティングは、「ハンティング(狩る)では無く、ガーデニング(育てる)」だそうです。
数年前白いタイヤキが札幌でも流行って、各地で店舗ができましたが、あっという間に消えていきました。
市場を育てずに、狩り終わったら終了した例です。
その為には、進化変遷するマーケティングの概念を理解することが重要です。
最初の「マーケティング1.0」は1970年以前の概念です。
商品自体が少ないので、機能さえ満たされていればOKでした。
関係性は1:多のマス・マーケティングです。
次に現れるのが70年代以降の「マーケティング2.0」です。
商品が溢れてきたので、顧客満足にシフトします。
故に1:1の関係性です。
この頃は顧客が満足する商品を開発することで、まだ「商品」で差別化できました。
そして未だに、2.0で止まっている企業が多いとのことです。
そして2000年以降から現在まで主流になっているのが、「マーケティング3.0」です。
マーケティングの世界でも、やはりインターネットが大きな影響をもたらします。
SNSが発達し、「参加の時代」となります。
マズローの欲求で言う承認欲求を満たすマーケティングです。
「いいね」が欲しい、インスタ映えブームは最たる現象と言えます。
関係性は多:多です。
だからキーワードは「協働」。
顧客と一緒に個人の価値だけでは無く、「社会的価値」を創ることがポイントになります。
「価値共創」です。
すると顧客は企業に対して「共感」が生まれます。
そして、これからは「マーケティング4.0」です。
マズローの欲求の最上位「自己実現」を満たすマーケティングです。
只、先生はまだ今の時点では、マーケティング3.0を追求することが大事ではないかと仰っていました。
このようにマーケティングとマズローの欲求段階説は、密接な関係性を持っていることが分かります。
そしてホスピタリティが求められるレベルも、当然マーケティングの進化と共に変遷しなくてはいけないと思いました。
これからの講義が楽しみです。
*写真は当別町にある大人気のうどん屋「かばと製麺所」です。
うどんの美味しさは勿論、季節の地の山菜天ぷらが味わえます。
そしてスタッフのオペレーションと接客が素晴らしい!
人気もうなずけるお店です。