
現在、JRで稚内に向けて移動中です。
明日漁業関係者の大会で、約150人に疲れを取る健康入浴法の講演を行うためです。
本業以外で趣味が仕事に変わり、色々な人に喜んで頂けることは、大変嬉しいことです。
さて、今年中には2冊めの電子書籍を出したいと考えています。
(宣言することで、自分を追い詰めるのです)
そして前作同様に、このブログで書いたことをベースにします。
今回のテーマは組織のリーダーや経営者に向けて書こうと思っています。
何故なら、リーダーがホスピタリティとはなにかを理解し、正しい行動をスキルとして教えないと、ホスピタリティが組織風土にならないからです。
組織風土は短期間で簡単に醸成されるものではありません。
人間は新しいことや面倒なことを、無意識に(時には意識的に)避けようとするからです。
既に悪い組織風土が築き上げられている状況なら、尚のことです。
私が研修を行うようになっていつも感じるのは、経営者や管理職の皆様に、ホスピタリティ研修=マナー研修だろうから、末端の従業員が行えば良いという意識が蔓延していることが気になります。(そんな研修しかしていない講師達が悪いのですが)
毎回言いますが、ホスピタリティ=接遇マナーではありません。
では自分がマネジメントしている組織を、ホスピタリティに満ち溢れた状態にするには何を行うべきでしょうか。
ホスピタリティは、個々のお客様が何を望んでいるのか読み取り、マニュアルを超えた接客を行います。
そして、マニュアルに書かれていない行動をするには、組織の理念やミッションを理解することが重要です。
だからまずリーダーが行うべきは、組織の理念やビジョンミッションを明確化して部下に伝えることです。
ただ朝礼で唱和するだけ終わりではなく、実際の具体的なケースに落とし込んで物語化することが必要です。
そのために、上司から部下に「伝わる」コミュニケーションを行う必要があります。
コミュニケーションとは送り手と受け手の約束事の共有が必要です
普段忘れがちですが、簡単な日本語でも伝わっていないケースは多々あるのです
そのため組織全体に伝わるようにするには、「組織で使う言語の定義化」が欠かせません。
例を出しますね。
私は管理職研修で必ず「整理整頓」の意味を教えてくださいと質問します。
ほとんどの部下を持つリーダーは「整理整頓してください」と指示した経験があるはずです。
皆さんは明確に答えられますか?
答えを読む前に考えてみましょう。
実際、受講されている殆どの方が、正確に答えられません。
(今まで何人か居ましたが、訊くと以前に私の研修を受けていた方達でした)
正解は整理が「必要なものと不必要なものを分類し、不必要なものを捨てる」
整頓が「必要なものだけになった場所を、誰にでも使いやすいような状態にする」ことです。
この言葉の意味を知らない状況で、部下へ指示を行い結果の評価をしたときと、上記の正しい意味を理解した上で「整理整頓してください」と指示や評価をしたときとを比較すると、知らない状況で使った時の言葉のパワーって、半分以下だと思いませんか?
組織風土を創る部下教育の流れは常に
知っている→ 理解している→ 行動できる→ 習慣化されているの順です。
ホスピタリティな組織を創るリーダーシップの条件①
まず自分が組織で普段使っている単語の意味を、部下は知っているのか?理解されているか?
尋ねることから始めてください。
*ホスピタリティについて、拙著「おもてなしを売上に変える技術」に詳しく書かれています。
ご興味をお持ちの方は、是非お読みください!!
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【公開講座その他】
3月2日土曜日14時から小樽運河プラザ3番庫におきまして
「小樽1♡8プロジェクト新商品試食会」にてセミナーを行います。
タイトルは「熱中ファンが増える!スタッフがイキイキ輝く!〜小さな組織でもできるマネジメントの極意」です。
3年間アドバイザー&ファシリテーターを務めてきた、小樽市の事業
小樽産品商品力販売力向上事業(通称小樽1♡8(イッパチ)プロジェクト)
異業種&市民の協働による新商品をついに発表します。
その発表会の中でのセミナーです。無料です。
参加ご希望の方は、私までメールをくださいね。
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濱野まさひろ オフィスAZM
MAIL: info@officeazm.jp
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