
今回の地震による、北海道有名観光地の宿泊キャンセルが大きなニュースになっています。
登別温泉で1万2千人、阿寒湖温泉も1万人超えだそうです。定山渓温泉ホテル鹿の湯では5日間で2500人のキャンセルとのこと。
普段はインバウンドで賑わう千歳空港や知床、狸小路などの閑散とした風景が、テレビから流れてきます。
大変深刻な状況だと思います。
なぜなら幅広い業種にお金が廻る観光は、北海道の基幹産業の一つだからです。(実際私も幾つかのお仕事がキャンセルに…涙)
そこで、道外観光客やインバウンドに対して、各地で色々なキャンペーンが始まりました。
しかし観光は文字通り「 国の光を観る」ことです。
(語源は易経の「観国之光,利用賓于王」
→観光によって他国の見聞を増やせば、その知識が役立ち、王から重用される立場になれるでしょうといった意味)
ネガティブな要素が感じられる地域には、中々観光に来てくれないというのが
今までの歴史(3.11・リーマンショック・SARS)からも実証されています。
表を見てください。
昨年の北海道観光の入り込み客数を表しています。
我々が忘れていけないのは(意外と知らない方も多いのですが)、
北海道観光の80%以上のお客様は我々北海道民だということです。
日帰りだけではなく、宿泊客1880万人の内1000万人が道内客!
だから 被災地が大変な状況だからといって、自粛ムードが続くのは北海道にとって大ダメージになるのです。
まずは自分たちが先頭になって、北海道を楽しむ必要があるのです。
さあシルバーウィークは北海道各地へ出かけましょう!(節電にも繋がることでしょう)
そして地域の魅力やポジティブな情報を発信していきましょう。
そうすることで、必ず地域の光は輝きを取り戻し、外からのお客様も早い段階で北海道へ戻ることになるのです。