
前回の質問は
そもそも「クレーム」とは、なんですか?
でした。
研修でもそう質問すると、ほとんどの方が
「苦情のことです」
と答えられます。
ホントにクレームは苦情なのでしょうか?
実はクレームと苦情は違うのです。
クレームは英語のclaimからきています。
本来の意味は、
主張する
です。
クレームとは
本来得られるべきメリットを受けられなかった時の
正当な要求と主張。
客観的側面が強いのです。
では苦情は英語でなんと言うか?
complainです
ラテン語の「共に嘆く」という意味が由来で
現代では
不平不満を言う
愚痴をこぼす
という意味で使われるようになりました。
不満足に対する 感情的・主観的側面が強いのです。
そして…
「クレーム」が対応のまずさで「苦情」に変化します!
だから…
クレームは初期対応が最重要なのです!
次回から初期対応にポイントについてお伝えします。
*余談ですが「クレームを処理する」という言い方は絶対ダメ!
「クレーム対応」という癖をつけてください
ましてやお客様の前でクレーム、苦情という言葉は使ってはいけません。
ある自治体の例で、市民からの電話で保留にせず「○○さん苦情の電話です」とやってしまい、
大苦情になったことがあります。