
2008年の大河ドラマ「篤姫」
宮﨑あおいファンの私、録画して数回観ています(笑)
その中で
「一方聞いて沙汰するな」
というセリフが出てきます。
一つの情報だけではなく、
多面的な情報から判断することが大事
という意味です
現在のこの状況、度々このセリフを思い出すことが多くなりました。
例えばマスク
最初の頃、専門家の間でも「一定の効果あり」という方と
「発症者以外不要」で分かれました。
結果は…
マスクをする習慣のなかった国含め世界中で着用することになり、
各国でマスク争奪戦となったのはご存知のとおり。
昨日、4月の自殺者数が昨年に比べ20%少なかったと厚労省から発表がありました。
これに対して
・著名人Aさん
「通勤通学しなくなって、同僚・上司、同級生や先生など人間関係のストレスから開放されたからだ」
・著名人Bさん
「生活保護の申請が急増して自殺が減っているから、社会としてのセーフティーネットが機能しているからだ」
自殺に関してはデュルケームの「自殺論」という本があります
その中で戦争は自殺の増加を抑制すると唱えており
実際のデータでもハッキリと減少する兆候が出ているのです
激しい社会的変動に直面すると、なんとか生き延びようとする心理が強くなるのかもしれません。
恐ろしいことですが、逆に戦後は自殺者が急増します。
私はある意味現在、戦時中と同様の激しい社会的変動期にあると思うのです。
それらの情報を知らず、
「どんどんテレワークを推進しよう!」
「セーフティーネットを強化しよう!」
という世論の方向性になると、もしかしたらとんでもない間違いを犯してしまうかもしれません。
ビジネスでのジャッジも同様です。
一方のメリット情報だけ聞いて実行したら、取り返しのつかないことになるかもしれません。
普段から一方聞いて沙汰をせず、多面的に情報をとって、判断をしていきたいものです。
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