
コロナ感染者数が減り、緊急事態宣言が解除されました
それに伴って各自治体による地域の観光支援事業が始まっています。
私も視察兼ねてあちこち巡っています
先週末も北海道の有名観光地にあるリゾートホテルに宿泊してきました
自治体独自の割引制度で15000円の専用プランが半額になるのです。
チェックインすると、全国大手チェーンのリゾートホテルだけあって、接客もお部屋も素晴らしく期待は高まります。
しかし食事がビュッフェだったのですが、これがいただけない
仕事柄、低価格帯からそこそこのお値段の宿のビュッフェも体験しています
最近は低価格帯の宿のビュッフェでも満足度を向上するため色々な工夫をされていて、感心することが多いのです。
しかし、ビュッフェ会場の広大な宴会場に、急ごしらえした卓に並べられた料理は、
品数はそこそこあれど既製品だらけのなんとも食欲をそそらないメニューばかりでした。
ご当地らしい食材は皆無、北海道らしいメニューもほとんどありません。
北海道自慢の海鮮は刺身のみ。
それも小皿に色の変わったマグロとタコが2切れづつが載せられています。
恐らくメインメニューであろう、ステーキや天ぷらは別コーナーで提供していて、
その場で焼いたり揚げたり調理するライブキッチンかと思いきや、
調理場で調理したものを持ってきて、ただ切ったり盛り付けたりして渡すだけ。
更に酷いのはそれらメイン料理(ステーキ天ぷら刺身)が、クローズ一時間前にはほとんど品切れになったことです。
結局最後まで補充されることはありませんでした。
オペレーションも悪く、
来た人全員必ず食べるであろう、
ご飯と汁物(白米・炊き込みご飯・味噌汁・スープ・カレー)を盛り付けるスタッフがたった1名なので、
長蛇の列ができてしまうことです。
この状況は朝食でも同じでした。
スタッフが少ないなら、セルフにしてしまえば良いのに…。
体感としては(北海道で)15000円の価値は全く感じませんでした。
なんとか自治体割引後価格の満足度でしょうか。
部屋を埋めることが優先で、最初からそのレベルの満足度設定をしていたのか?という疑念さえ持ってしまいます。
ということは…今後プライベートでこの宿に泊まることはないでしょう。
待ちに待った旅行解禁。
恐らく全国で、溜まったマグマのように観光客は動き出しています。
今こそ、今後のリピーターを獲得する絶好の機会です。
自治体の割引施策や、今後始まるであろうGOTO等の特需は短期間で終わります。
割引施策に頼らないサービスの拡充を今すぐ検討して、生涯顧客の獲得に万全を期すべきなのです。