価値も「伝わらない」と意味がない

 

今回は(以前にも書いた気がしますが)

お客様に価値を「伝える」ではなく、

「伝わる」ことが大事!

そのためには工夫が必要です。

というテーマです。

 

先日宿泊した温泉ホテル

 

脱衣場には写真のように

浴槽ごと温泉がどのように使用されているかを表した掲示板が貼られていました。

 

 

 

 

 

 

最近はお客様も温泉に詳しくなってきたので、

 

とても素晴らしい取り組みだと思います。

 

増えてはきましたが、

まだ圧倒的に表記していない施設が多いですしね。 

 

ご存知の方も多いでしょうが、改めて浴槽における温泉の使い方は

 

・湧き出た温泉をそのまま浴槽に注入して溢れさせる=源泉かけ流し

・浴槽に溜まっている温泉を循環させ→フィルターをかけてゴミを除去→塩素で消毒→加温してまた浴槽に戻す=循環ろ過式

 

の2つに大きく分かれます

 

当然、一般的には

源泉かけ流しのほうがお湯がフレッシュで効能も高いと言われています。

また全国の温泉施設のなかで、源泉かけ流しの施設は10%ほどしかない希少価値もあると言われているのです。

 

そこでこの掲示板です。

改めてご覧ください。

 

パッと理解できたでしょうか?

私は何回か図を見ながら読み直さないと理解できませんでした。

 

一つ目は図の問題です。

源泉かけ流し浴槽と循環ろ過式の浴槽、どちらも色がベージュ系なのです。

水風呂だけ水色なのですぐ分かりましたが、

御丁寧にサウナまでベージュの同系色です笑

混乱します

 

2つ目は文章の問題です。

源泉かけ流しの項目に「大浴場のジェット部だけ循環しています」と書いてあります。

読んでいるほうは混乱します。

本来は特に必要ない情報です。

 

まさにこの掲示板は

「伝えている」けど「伝わらない」価値情報

なんです。

 とても良い取り組みなのに、もったいないと思います。

 

ではどうしたら良いか?

 

私なら、いかに必要ない情報を削るか、

そうすることで如何に価値情報を目立たせるかを考えます

 

そのためにまず情報を整理します。

情報の項目をすべて書き出すと、ぐっと整理しやすくなります。

 

問題解決に使うロジック・ツリーの手法で行うと、

更に整理しやすくなりますね。

 

 ロジック・ツリーとは要素ごとにツリー上にMECEに(モレなくダブりなく)分解していく方法です

詳しくは問題解決の書籍などを参考にしてください。

もしくは私の問題解決力研修を受講するとより理解できます(笑)

 

 

 

そうやって改めてよく見て、項目ごとに分解して整理すると

循環ろ過式の温泉浴槽は、結局打たせ湯だけなんですよね。

 

となると

 

この掲示板は

図の色をひと目で分かるように違う反対色にしたうえで、

 

文章を

 

当館の温泉浴槽は源泉かけ流し(加水あり)です

但し、打たせ湯・水風呂は循環ろ過式)

 

だけで良いのです。

 

そうすることで、お客様に知ってほしい価値が入浴前の一瞬ですぐ理解できます

 

こんな感じで

 価値を顧客に「伝える」だけでなく、

ちょっとした工夫で「伝わる」ようになりますよ。

というお話でした。