前回の記事「ラーメン店の券売機」に対して、読者の方からこんなコメントが来ました。
「うーん、言ってることはわかるけど そんなに悪い事?
例えばオーダーや会計に使っていた人や時間や、お金に触るという衛生感を、サーブする時間やクオリティに活かせるとしてらどうなんだろう?
提供数があがれば食べれなかった人が減るかも⁈
まぁ店主の意図はわからないけど…
上手く言えないけどどっちが良くてどっちが悪いかはわからないけど」
札幌のKさん、コメントありがとうございます。
どちらが良い、悪いと言うのは全く無いです。
自分もかなりの頻度で、券売機のある、ゆで太郎や山岡家へいつも行っています(笑)
しかし、ゆで太郎や山岡家に対して、ブログに書いてあるようなこと(スタッフとの交流)を事前に期待してないということです。
ゆで太郎に期待しているのは手頃な値段で相応に美味しくて、テキパキと待たずに食べられる。といった所でしょうか?
この様に、必ず顧客にはその店に対する事前期待があるということです。
期待する内容は店によって違います。
そして、その事前期待は、お客様によってバラバラということ。
スタッフのホスピタリティを重視する人、セルフでも良いからテキパキと利便性や清潔感を重視する人。
人それぞれです。
前回のブログで言いたかったのは、折角ホスピタリティによって出来上がった顧客のロイヤリティ(信頼度)を、一度壊してしまうと中々元に戻らなくなる、ということです。
ホスピタリティを構築していくのは一朝一夕では出来ません。
そして、お客様との交流の機会が減ると、お客様の声が聞こえ無くなります。満足度が推し量れる機会を無くすのです。
そして、それは従業員満足にも影響します。
お客様から「美味しかった、ご馳走様」の一言が、スタッフのモチベーションを上げます。更に頑張ろうと思えるのです。
この様な理由から、ホスピタリティを導入していない競合他社との大きな差別化要因になっていきます。だからこそ、勿体ないと思うのです。
券売機を置くスペースも無い、札幌ラーメンのレジェンド店の一つ、福来軒本店です。