仕事の流儀②

*就活セミナーでお話ししたことの続きです。

 

仕事の流儀2つ目は、「ギャップが大切!」です。

私は一つ星温泉ソムリエマスターという資格を持っているのですが、実は入浴においても「ギャップ」は重要です。

 

入浴時に浴槽内で亡くなる人は年間何人くらい居ると思いますか?

実は約4400人もいます。これは年間交通事故死者数と同じくらいの人数です。

主な原因は、冬季の部屋と脱衣所の温度差、若しくは浴場との温度差=ギャップなのです。脱衣場や浴場を予め暖めておく。そして入浴時には必ず充分掛け湯をすることが大切なのです。

一方、メディアでも良く取り上げられているギャップによる健康法が、「ヒートショックプロテイン」です。

これは体温と熱のギャップで生成される、傷んだ細胞を修復するタンパク質です。

免疫力の向上やアンチエイジングにも効果があると言われています。

 

このように「ギャップ」の理解が命取りにもなり、逆手に使えば健康にもなるのです。

 

そしてこの「ギャップ」は社会人生活でも重要です。

 

どんな職業でも大切な顧客を満足させるという行為は、顧客の事前期待を上回るというギャップを知ることが必要になります。

 

また職場のあらゆる問題はあるべき姿とのギャップを理解することから始まります。

 

しかし、何れのギャップも社会人になった途端見えなくなっていきます。

それは顧客であった時の視点を忘れて、会社の都合を優先に考えるようになったり、問題を感じていた環境に長くいることで、麻痺してしまうことから見えなくなるのです。

 

だから入社時に感じた違和感や、気づいたことは必ずメモをしておくことが大事です。

また、顧客視点を取り戻すためには、実際に顧客になってみることも有効です。

 

私は百貨店のときは、エスカレーターやメイン通路に実際に立ってみて、売り場を観察しました。実際にお客様の視点で何を感じるか?これを大切にしていたのです。

 

ギャップの重要性に気づけるか否かで、「作業」になるのか「仕事」になるかの別れ道になるのです。

家の近くにある「SAMA宮の森店」のスープカレー。

いつもテイクアウトですが、久々に店内で食べました。

スタッフの応対も良いです!