リオオリンピックが終わりました。
日本人選手たちの活躍で、寝不足の日々が続いたのではないでしょうか?
色々な問題点を抱えてはいますが、スポーツの素晴らしさを堪能した2週間でしたね。
しかし、見ていて気になることがありました。
選手へのインタビューです。
あまりにも、同じパターンの質問が多いのです。
やはり一番多いのが、「決勝戦を迎えた時の気持ちは如何でしたか?」といった類の質問です。
私が百貨店時代、一番ダメなお客様へのアプローチ法として習ったのが、商品を見ているお客様に「如何ですか?」と声を掛けることでした。
買ってもらうには、お客様とコミュニケーションを行わないといけません。お客様の要望を聞き、それに合った商品をオススメします。その為には、お客様の口を開いてもらわなくてはいけません。
しかし、「如何ですか?」という問いかけは、漠然としていてお客様が大変返答しづらいのです。ほとんどのお客様が、無言でその場から立ち去ります。
その漠然としている「如何ですか?」に、更に「気持ち」という漠然としたワードを足すと、完璧な漠然とした質問が完成します。
だから選手の答えも、皆「絶対にメダルを取ってやろうという気持ちでした」といった、同じようななものになります。
今回も、日本人選手が負けた時の謝罪が話題になりました。
私はこれも、「残念な結果になりましたが、今のお気持ちは如何ですか?」という問いに問題があると思います。
もし自分が選手で負けた時に、「残念な結果」といったネガティブワードを入れて「気持ち」を質問されたら謝るしかないことでしょう。
質問の「質」が、コミュニケーションの重要な要素だと、改めて思い知らされたオリンピックでした。
*「勝ちきる」「決めきる」という言い方が頻繁に、それも全競技全局(NHKまで!)のアナウンサーに蔓延していたのも凄く違和感を感じましたが、また別の機会にでも。

道の駅あぷたの名物ウニ丼です。丼と言いながら、ウニは折で出てきます。
年間通じて食べられ、その時期によって出てくる産地が違います。今回は乙部町産のウニでした。
ここ最近値上がりしましたが、ホタテの味噌汁が付いて、1850円とはまだまだお手頃価格です。