九州新幹線のCMを見て思うこと

今、九州新幹線のCMが話題と聞き、初めて見てみました。

と言っても、5年前の全線開業時のものです。

このCM、開業日前日に東日本大震災が発生したため、2日で放映が中止された幻のCMなのでした。

 

内容は、九州各地の住民が、ひたすら満面の笑顔で手を振るだけです。

JRの呼びかけに対し、1万人以上の沿線住民が集まって手を振ったのです。

有名なタレントも出てきません。カッコいいCGやCMソングも(失礼)ありません。

しかし、観たあとに何とも言えない温かい気持ちが残る、感動的なものでした。

ウェルカム感があります。ホスピタリティがあります。

そして「九州が一つになる」というメッセージが、強く伝わってくるのです。

これを見ていると、今震災で大きなダメージを受けていますが、必ず九州は力強く復活するでしょうと断言できちゃいます。

そんな力を持ったCMです。

 

で、北海道新幹線。

おめでたいムードも開業日までで、今は乗車率の低さや、JR北海道の経営悪化などのネガティブな報道が連日されています。

 

提案です。

今からでも良いので、道民一丸となっての住民参加型プロモーションが出来ないものでしょうか?

 

幾らネガティブなことを言っても、走りだしたのです。

他人事のように批判することは簡単です。

しかし、新幹線を北海道の負の遺産にすることは出来ません。

どうやったら北海道の観光や経済の活性化に寄与するのかを、皆で考えるべきだと思うのです。

そのためには、北海道に住んでいる我々が主役となってプロモーションすることが、自分事にする一つのキッカケになると思うのです。

あまり手遅れにならないうちに是非。