道の駅とは

日曜日に道南方面で、趣味の温泉巡りをしていた時のことです。

13時半を過ぎ、流石にお腹が空きました。
その地域周辺では、いつも行くラーメン屋さんが決まっていたのですが、ラーメン気分ではありませんでした。
そこで周辺の違う人気店を探しては幾つか訪問したのですが、日曜日は何処も休みなのです。(それもどうかと思いますが)

更に調べると、そこから車で30分程離れた、道の駅のピザが絶品との情報を発見しました。
HPで営業時間も17時まで(冬季営業時間、夏は18時迄)になっています。
その地区には行ったことが無く(仕事で4時間滞在したことは有りますが)、新規開拓しようと思い、行くことにしました。

到着は2時過ぎでした。
流石に人気の道の駅、大変混み合っています。
館内はピザを販売するコーナーと焼きたてパンコーナー、ホットドック、バーガー・ベーグルなどが食べられるレストランコーナーの3つに分かれている様です。

ところが。

ピザコーナーへ行くと、SサイズMサイズLサイズ全て完売の表示です。

スタッフに「ということは、全く無いんですね?」と訊くと「そうです」とそっけない返事が帰ってきました。

気を取り直して、パンコーナーへ行くと、陳列棚は全て空で、中央に完売しましたのPOP表示。

そして、レストランコーナーへ行くとランチセット完売、ベーグル完売、有るのはスパゲッティのみという状態です。

私は驚きました。
営業始めて間もない施設で、発注量を見込み違いしたのかとも思いましたが、2010年から営業しているようです。

周りを見ても、相変わらずドンドンお客様が来るのですが、諦めてドンドン帰って行きます。

勿論、一般商店で早い時間に商品が完売することは良く有ります。
勿論、製造行程に手間が掛かる商品で、需要に対する供給量が不足する場合もあるでしょう。
勿論、品薄商法を取り入れ、プレミアム感を出すこともあるでしょう。

しかし、ここは道の駅です。

日曜日で閉店まであと3時間近くあるのに、何も無い状態を作ることは、決して良いことでは無いと思います。

私も諦めてこの近隣に何か有るのか、他に食べる所や見所が有るのか調べようと思ったのですが、驚くことに案内所はおろか周辺情報のパンフレットすら全く置いて無いのです。


ここで改めて、道の駅の定義を見てみましょう。
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<目的> 
・道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供
・地域の振興に寄与

<基本コンセプト>
①休憩機能   24時間無料で利用出来る駐車場・トイレ
②情報発信機能 道路情報、地域の観光情報 緊急医療情報の提供
③地域連携機能 文化教養施設、観光レクリエーション施設等の地域振興施設
→地域共に作る個性豊かなにぎわいの場

<設置・登録>
・市町村又はそれに代わり得る公的な団体が設置
・登録は、市町村長からの登録申請により、国土交通省で登録
国交省HPより抜粋
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一般的な商店では無い、公的な施設だとお判りかと思います。
「来たけど、何もありませんでした」は、にぎわいの喪失を意味します
そして、地域の情報発信機能は、道の駅の大きな核なのです。
この状態は、道の駅本来のあるべき姿から、逸脱していることになります。


道内客中心であれば、「残念、またの機会に来よう」と思うかも知れません。
しかし、道南地区は1年後に新幹線が開業するのです。
皆、道外、国外の観光客を増やそうと必死に努力しています。
それなのに、わざわざ来たけど、何もありませんでしたでは、大きな機会損失です。
地域のロイヤリティを大きく下げます。

もし、商品が余ることで廃棄ロスが出ることを怖がり、品切れさせて機会ロスを発生させているとしたなら大きな誤りです。
「お客様が欲しいと言っているのに提供しない」、これは一番ホスピタリティから遠い行為です。(この話をすると長くなるので、これ以上はしませんが)

道南地域では新幹線開業に向けて、地域資源発掘など色々とまちおこし活動も盛んな様です。
しかし、幾ら素晴らしいコンテンツを作っても、商売の基本である顧客心理を考えずして、観光による地域活性化の実現は不可能でしょう。

*宿泊は八雲のおぼこ荘にしました。
久々に来たのですが、ゆっくり出来ました。
鉛川を見ながら入る露天も最高です。
お湯良し食事良しでとてもリーズナブルです。
期間限定の海老づくし膳は土曜日でも一泊二食6800円!
活海老のしゃぶしゃぶ美味しかったです♪(可哀想でしたが・・・)

以前来た時は町営でしたが、今は民間が経営しています。
しかし、女将は変わらず健在です。
女将が居る宿は、居心地の良さが違います。


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