天塩町フェスタ

遂にその日はやって来ました。

3月15日日曜日、住民の住民による住民のための交流イベント「天塩町フェスタ」開催の日です。(経緯はこちら)

朝7時に札幌を出発して、11時頃天塩町に到着しました。
見ると、駐車場がほぼ満車です。胸が高鳴ります。

会場に入ると、期待通りに沢山の町民の皆さんで賑わっていました。

先ずはウェルカムドリンク、牛乳甘酒を配布しています。牛乳と甘酒、とても合います。

その際、アンケートも渡して行きます

次回以降の改善点を見つけるためです。

継続して行っていこうとしている、皆さんの決意が伝わります。


訊くと開始1時間半の時点で、既に来場者数は180名を超えているとのこと(最終的には300名を超えたとのことでした)。

人口3300人の町で、です。


先ず地元グルメの会場に行きます。

きたかんのK良さんが呉汁を100円で提供しています。

天塩の雄信内地区で昔から食べられていた、街のソウルフードだそうです。

味噌汁に大豆をすり潰したものを入れ、地元の野菜がたっぷり入っています。

試食会で食べたものよりバージョンアップされています

何度も改良を加えたそうです。


べこちちファクトリーさんからは、フレンチトーストが出されています。

すでに行列です!


そして、ハンターでもあるK林さんから、自分で仕留めた鹿肉のローストベニソンと云う料理が提供されています。

旨いです。町民の皆さんから「こんな食べ方があったのか」という声が聞こえてきます。
因みに調理法がクックパッドにUPされています

そして初山別村の地域おこし協力隊の皆さんが、「オロロンの恵みピザ」を焼いて1カット200円で提供します。
凄い行列が出来ます。

何せ素材は、苫前産小麦粉「春よ恋」、初山別産タコの柔らか煮、初山別一光農園さんのじゃがいも、天塩町べこちちファクトリーさんのモッツァレラチーズを使用という超贅沢なもの。

しかしタコとピザがこんなに合うとは!!大満足です!


奥のホールへ行くと、手作りのコマや竹トンボ等を集めた「昔遊びコーナー」があります。

元役場職員の方が作成するバルーンアートのコーナーも、盛り上がっていました。

どのコーナーも、地元のご年配の方と子供たちが楽しそうに遊んでいます。

まさに発案者のコンセプト「全世代住民の交流」がそこには有りました。


そして、地域おこし協力隊のK上君がインストラクターを勤めるストレッチポールや、ヨガ教室はほぼ定員一杯埋まる大変な人気です。

「街に書店が無いから」との理由でお願いしたという、三省堂さんの移動書店にも人だかりが。

町に無いものが有るなら、諦めるのでは無く、「自分達で何とかしよう!」という意気込みを感じました。


お昼からはロビースペースで、餅つき大会が始まりました。

お子さん達が、次々と楽しそうに突いていきます。

声を掛けられ、町長も参加します(笑)

出来上がったお餅はその場でお汁粉にして、配られました。
こちらも長蛇の列が出来ました。

来場者もスタッフの皆も全員が笑顔でした。


「子供からお年寄りまで、お金をあまり掛けず、定期的に交流する場を作る」と言う、最初のコンセプト通りにイベントが行われている事に驚きました。いや、涙が出そうな位、感動しました。

最初にかわまちづくり検討会に、このイベントを提案したM場リーダー。
途中、大変な苦労も有って、悩みながらも準備を進めていたのです。
しかし、今日の表情は達成感で輝いていました!

そして裏方に徹しながら(?)も、強力に実働部隊隊長として、八面六臂の大活躍をした地域おこし協力隊S原さん。
本当にスピード感溢れる素晴らしい働き振りでした。グッジョブ!

そして、天塩町フェスタ実行委員会の全ての皆さん、本当にありがとうございました!!
所謂「余所者」の若い女性が言い出したこのアイディアを、地元の方達が拒否感無く連携したこと、地域にとって素晴らしい資産になったと思います!


私も1年半、往復8時間掛け毎月通って皆さんと話し合いを続けたことが、こんな素晴らしい成果として表れた気がして、とても嬉しく思います。

この日は、天塩町に自律的なまちづくりを記した、大きな一歩として、永遠に刻み込まれることでしょう。


*知る人ぞ知る、小平の臼谷漁港には、漁師さんの直売所がズラッと並んでいます。

今回は朝一に人気の阿部さんの所でタコを買おうと伺ったのですが、残念ながら魚の選別中でまだ茹で上げていないとのことでした。

諦めきれず、帰路午後3時くらいに再度伺うと、お母さんが私のことを覚えてくれていて、「ホントは売り切れちゃったんだけど」と言いながら、タコの足4本を持ってきてくれました。

丁度4人いたので、一本ずつ買うことにしました。

「900円だけど割カンし易いように800円にしてあげる、一人200円(!)ね。あ、ちょっと待ってて」と言って奥に引っ込むと大量の干し貝柱を持ってきて、「札幌に帰るんなら遠いから、これ食べながら行きなさい」といって渡してくれました。

(4人で分けたあとなので、これの3倍くらい)
何か本当に嬉しくなっちゃいました。
そして、車が出るまでずっと見送ってくれたお母さん。絶対、また買いに来るねー!!

帰ってから食べたタコは絶妙な塩加減と味の濃さで、あっという間に無くなってしまいました(笑)

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