「よろしかったでしょうか」を考える

2月4日の日経オンラインに『「よろしかったでしょうか」 実は正しいバイト敬語 』という記事が出ていました。


記事の骨子を書くと、

①「よろしかったでしょうか」「~になります」と言った、バイト敬語に違和感を感じる人は半数以上居る(文化庁による世論調査)

②しかし、日本語の専門家に訊くと、この敬語はあながち間違いでは無いと「こぞって」説明する

③しかし使い方に無理があったり従来になかった新しい用法で使われることで、聞いた人に不快感が生じるのではないか。

④そして記事の最後は「相手への敬意を表すための敬語も、使い方によっては相手に不快感を抱かせることさえある。日本語というのは何とも難しい。春に向けて新社会人になる予定の人や、新たにアルバイトを始めようと考えている新大学生の方々、ことばの使い方にはくれぐれもお気をつけて。(桜井豪)」で締められる。


え?

これで何故記事のタイトルが『「よろしかったでしょうか」 実は正しいバイト敬語 』になるのでしょうか?


個人的に日本語は変化して行くものだと思っています。今はおかしいと思われる日本語も10年後、30年後には正しいものへ変わるケースも沢山有ります。


しかし、接客業において、現段階でお客様が違和感を感じる言葉使いは「正しく無い」のです。


日経の記者の方も、実は正しいこれらの言葉を、どういう使い方をしたら相手に不快感を与えないのか、専門家に聞いて記事にするべきではと思うのです。それでいて「言葉の使い方はくれぐれもお気をつけて」は何とも無責任な発言だと思います。


ということで、「バイト敬語が正しい」とタイトルにするのは、ミスリード以外の何物でも無いと思うのです。

現段階で「バイト敬語」は正しくありません。


*昨夜の満月を撮ってみました。少しづつカメラに慣れてきた気がします。
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