「すみません」は便利な言葉です。
レストランでスタッフを呼ぶときも「すみません」
何かしてもらった時も「すみません」
謝るときも「すみません」
私が新人の百貨店マンだった30年前は、接客基本用語の謝罪も「あいすみません」でした。
すみませんの語源は「澄む」から来ています。(「済む」と同義語です)
澄むの「濁りや混じりけがな くなる」といった意味から、済むは「仕事が済む」など「終了する」の意味で用いられたそうです。
ですから「すみません」の意は、相手に失礼なこと をしてまい、このままでは自分の心が澄みきらないことを表しています。元々は謝罪の言葉だったのです。(「あい」は後の言葉を強調しています)
だから感謝すべき時に「すみません」というのは、謝罪の意味が含まれることになります。
(こういう使われ方は昭和になってからという説もあります)
いつしか百貨店含む接客業やサービス業での謝罪は「誠に申し訳ございません」に変わりました。
それは、一つの言葉で複数の使われ方をする言葉というものは、相手に気持ちが伝わりづらいからです。
ホスピタリティは相手にこちらの気持ちが伝わらなければ意味がありません。
皆さんも、言いやすい便利な言葉を惰性で使うのでは無く
レストランでスタッフを呼ぶときは「お願いします」
何かしてもらった時「ありがとうございます」
謝るときは「ごめんなさい」「申し訳ありません」
この新年、相手にしっかり気持ちが伝わる、言葉に変えてみては如何でしょう?
*今年の正月は食べ過ぎました飲み過ぎました・・・。
今年こそマイナス6Kg達成!(笑)

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