先日、札幌の某レジャー施設へ行って来ました。
10年振りだったのですが、内容は様変わりしていました。
二階に在ったスパが休憩所に変わり、外に通じるプールが(冬季の為か)クローズしていたりと、少し寂しい様子になっていました。
更衣室からプールへの入口に、こんな巨大な看板が貼られていました。

「○○○(施設名)利用の際の30のお願い」と書かれています。
「3つのお願い」なら分かります。しかし「30のお願い」なのです。
一瞬眼を疑いました。冗談かと思いました。
しかし、内容を読むと本気の様です。
そして読み進める内に、段々腹立たしくなってきました。
「泳ぐ前には放尿をし、鼻をかみ、身体の各部をよく洗い化粧等は落としましょう」の文言で思わず苦笑してしまいました。どれだけ上から目線なのか、馬鹿にされている気がしてきました。
客にこれを全部読んで、覚えて、遵守しろというのです。
周りに居るスタッフに、「当然、あなた達は30項目全て暗記していて、空で言えるんですよね?ね?!」と小一時間くらい問い詰めたくなりました。
一番言いたかった事は、恐らく最後の行に書いてある「利用中の事故に関しては当施設は一切の損害賠償責任を負わないことをご了承ください」なのです。
客からの責任を逃れたいのです。
当然、そんな施設にホスピタリティが有るわけも無く、居心地も悪いのです。
スタッフとすれ違っても誰一人「こんにちは」「いらっしゃいませ」の声を掛けるでもありません。数人で固まってコチラを見ながら、ニヤニヤと私語をするばかりです。
貼り紙の多い所程、客とスタッフのコミュニケーションが少ない傾向があります。
すぐプールから出て、お風呂に入って帰ってきてしまいました。
「ホスピタリティ」「顧客満足」とか以前に、「お客様」を単なる「利用者」としか捉えていないこの施設、私は恐らく二度と行かないでしょう。
掲示物にその組織の「魂」が出るのです。
***************************************************
即、現場が変わる。研修・人財育成ならオフィスAZM(アズム)
http://www.officeazm.jp/
お気軽にメールでお問い合わせください!
***************************************************