先週は3日間十勝に居ました。
ある町で、実用文章向上研修を行うためです。
文章には、小説等の「楽しむための文章」と「情報伝達のための文章」があります。
実用文章とは後者のことを言います。
普段ブログの文が酷いのは、情報伝達文章では無いからです(笑)
さて、「まちづくり」は新展開へ!②からの続きです。
前回の検討会から4日後。
またフィールドワークを行う為に町へ伺いました。
予定より早く現地に到着したので、フィールドワーク前に改めて道の駅を見学することにしました。
地域マーケティングにおいて、道の駅の活用は大きなポイントになるからです。
そうすると、何回も通っていたのに初めて気づく巨大な看板が国道沿にありました。
何故か、反対車線側にあるので目につかなかったのです。

かなり老朽化しています。
街への入口にこれでは、古びた街ですと宣伝しているようなものです。
道の駅に到着しました。
言いたいことは100位有りますが、最初に愕然としたのはパンフレットスタンド。

以前、他の道の駅でも同様の現象が起きていました。
後で役場に話を訊くと、リーフレットの値段が高く、コストが異常に掛かるからと聞きました。
その金額は素人の私が聞いてもかなり高額です。
しかし、どうしてもコストが掛かるから、置きたくないというのであれば、パンフレットスタンドを置かなければ良いのです。
施設の中には我々しかお客様は居ません。
しかし、インフォメーションからもレストランからも「こんにちは」「いらっしゃいませ」の声は聞かれません。インフォメーションでは、スタッフが赤ちゃんを抱いてあやしていました。
売店も観ましたが、町の特産品全て買える品揃えでありません。
場違いな商品も沢山並んでいます。
そして、次に愕然としたのがレストランの貼り紙です。

「○○しないでください」「○○はございません」のネガティブな文言の羅列に続き、「お昼は大変混雑するので、いかなる場合でも席でコーヒー、ソフトクリームのご飲食はご遠慮ください」と書いてあるのです。
そして「コーヒー、ソフトクリームは席を離れてからお申し付けください」とダメ押しをしているのです。
ホスピタリティマインドの欠片も感じません。
これでは交流の場どころか、観光の入口として大問題です。
早速、チームで改善案を出すことをお願いしようと思いました。
待ち合わせ約束の15時になり、フィールドワークを行う河川公園に向かいました。
Nさんが年齢を感じさせない本格的なウォーキングウェアでお待ちでした。
早速、歩いて観ることにします。
すると普段使用されている、住民視点での問題点が沢山うかびあがってきました。例えば・・・
・眺めの良い小高い丘が有るのですが、そこへの歩道整備がされていない
・河川公園から隣接している遺跡公園への歩道が何故か分断されていて直接行けない
・ホテル夕映に向かうルートの一部がメンテナンスされておらず、草木が生い茂っている状態
・案内看板の不備、不足、不親切、古いの四拍子
・素敵な桟橋が有るのですが、殆ど利用されていない
・子供用の遊具が無い
実際に見てみるとカイゼンすべきことが沢山あります。
フィールドワーク終了後、18時から役場でミーティングを行いました。

上記の河川公園の整備以外に出たのは・・・
・大きい問題である看板に関しては、まずはプロにデザインを考案してもらい即時動くことを確認しました
・不足感の強い情報発信に関しても、リーフレットやホームページのデザインの検討含めて併せて考える。
・道の駅の抜本的改善案も考えていく。等々。
とにかく、今出来る事から動いていく事を確認しました。
話合いは大白熱し、終わったのは21時半を過ぎていました。
分科会毎の活動となり、いよいよアイディアの具現化が見えてきました。
また、明日行って対話してきますので、後日この場で報告します。
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