最後の記憶とおもてなし

少し前になりましたが、都知事選が行われました。

良く都知事選は「後出しジャンケン」が有利って、言われますね(今回は違いましたが・・・)。

 

競争入札等のプレゼンテーションの順番も、最後に近いほど有利と良く言われます。

 

何故かと云うと、人間は悲しい事に脳に有る最初の記憶から、どんどん消えていくんですね。

エビングハウスの忘却曲線では1時間後に約半分消えてしまうと言われていますね。

 

ということで、結果最後の方の記憶が残り、印象が強くなるのです。(プレゼンの件は別の理由も有ります)

 

ですからこれを、おもてなしの場面で上手く応用することをオススメします。

 

例えばクレーム対応では、お客様の要望に100%答えることは不可能なケースが多いですね。

そんな時は、最初要望に答えられない内容を言って、要望に答えられる内容を後に云う「マイナス・プラス法」を使います。

 

ホテル・旅館で応用するには、朝の体制を見なおしてください。

朝食・チェックアウト・お見送り等です。

今、人気の施設は、朝食が充実しているところが多いですよね。

これもやはり、最後の記憶を良くしたい為に、戦略的にやられている所が多いです。

 

見ていると、結構朝の人員配置を手薄にしている所が多いです。

チェックアウトに大行列が出来てたり、見送りどころか、玄関を出る時に声掛けが無かったりでは、今迄のサービスしてきた苦労が、水の泡となることを意識するべきです。

 

終わり良ければ全て良し。クロージングが大事ということですね。

 

*写真は先日、留寿都村に有る「どんどん市」で買った「ルスツ豚」。

ばら肉の脂の甘みとサガリの旨味最高!

 

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