理想のまちづくりと「正しい揉み方」

前回のブログタイトルは「揉め方」で今回は「揉み方」なのです。

前回は美深の二人に、観光まちづくりの取り組み方をリアルに語って頂いた所迄でした。

 

その後、検討委員の皆さんが今迄出した大量の言葉を、前もって我々が分類し「自然」や「人」等4つ程度のテーマにまとめたものを、確認・振り返りをして貰いました。

 

そしてその中から、もっと「話し合いたい」「取り組みたい」テーマを、委員の皆さん自ら選んで頂く、OST(オープン・スペーステクノロジー)風の話し合いを1時間程度行いました。

 

 

 

テーマは「歴史を使った観光まちづくり」 「天塩町のパッケージを作る」「特産品で人を呼ぶ」 「食べる」 の4つのチームで話し合う事になりました。

 

そのテーマに対して、自分達は何が出来ますか?という所まで、問いのハードルを上げたので話が盛り上がるか、ちょっと心配したのですが無用でした。

 

ゲスト参加の美深の2人が驚くほどの盛り上がりです。

 

そして、1時間程度の話し合いで、ビックリする位の具体案が出てきました。

 

一つだけ紹介すると・・・。

「特産品で観光客を増やす」チームでは、最初「お客様とのコミュニケーションが大事だよね、天塩に来るキッカケになるよね」と言う話が出ました。

ところが他のメンバーから、実際自分が物産展へ売りに行くと、どう売って良いのか分からない、だからお客様と対話が出来ないという話が出たのです。

たとえば、しじみは冷凍の方が栄養価が高くなる、出汁を取るなら小粒の方が良い等の商品知識を全く知らなかったのです。

 

それじゃ、レシピやPOP作ったりしなきゃねと言う話で盛り上がり、それなら地域のこと何でも答えられる「地域コンシェルジュ」を作ったらどうだろう?という話まで出てきました。

 

こういう具体的で実現可能性の高い、素晴らしいアイディアが各チームから出てきました。

 

次回は更にこの形を深めて行きます。

 

美深の二人曰く、「皆さん熱意に溢れていて、混沌とした話し合いに見えるのだけれど、ある瞬間突然に全員の合意形成が出来る」と不思議がっていました。

 

うん、合意形成の第一歩は、徹底的に話し合うことだから大丈夫です。

ということで、ブログタイトル前回は「揉め方」で今回は話の「揉み方」なのですw

 

自分事の「観光まちづくり」へ最初の一歩です。

 

*写真はてしおキムチ工房の「チーズキムチ」。チーズは以前紹介した「べこちちファクトリー」のものを使用しています。オススメ。

 

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