理想のまちづくりと「正しい揉め方」

先週も天塩町に行き、かわまちづくり検討会に出席してきました

 

今回は、以前のブログにも書いた様に、美深町観光協会からOさんとNさんにゲストとして来て頂き、私が聞き手になって、リアルな観光まちづくりの実態を語ってもらいました。

 

リアル過ぎて、ここでは書けない事が多いのが残念です(^_^;)

書けそうな部分だけ抜粋すると・・・

 

12年の札幌暮らしの後、Uターンして観光協会に入ったOさん。

まず何をしたかと言うと、「とにかく自分の思いついたことや、街がこうなったらいいなといった事を(頼まれもしないのにw)企画書を書きまくって、溜めておいた」そうです。

 

これは凄く大事なことです。

問題発見や、逆に観光資源としての「異日常」

これは、その街や組織の中に入った直後しか感じられません。

何故なら人間は、すぐ「慣れる」からです。

だから、最初の頃の「違和感」を、沢山書き留めておいたほうが良いのです。

 

もう一つ興味深い話だったのが、「揉める」ことについてです。

 

Uターンで帰ってきて、余所者がいきなり色々なことを始めると、当然反発も起きます。

しかし、揉めることによって、良い方向に動くこともあると云うのです。

あるオリジナルの特産品を作った際、それに対して最初反発した側も「我々の方が、もっとよく出来る!」と言って動き始め、切磋琢磨しているというのです。

 

無風状態に波風を立てるのは精神的にも大変です。

しかし、それにより何も動きが無かった街に、化学反応が起きて何らかのアクションが起こるというのです。

きっと、余所者が事を為すには、「正しい揉め方」が必要なんだと思います。

 

そしてNさん。

 

Nさんは、昨年長い間住み慣れた札幌から地域おこし協力隊として引越してきました。

 

移って来ての印象は?という問いに、良い点と改善点を話してくれました。

 

良い点はなんと言っても、素晴らしい自然がすぐ身近にある。

しかし、地元の人にはそれが理解していないということです。

観光振興を行う際は、すぐ外部の人に丸投げするケースも多いのですが、まず地元の人から「宝探し」をして再発見することが、大事だと思います。

 

そして、都会には無い人の優しさ。すんなり溶けこむことが出来たと話してくれました。

 

改善して欲しい点はやはり、利便性。特に病院と買い物が大変という話でした。

逆に言うと、それ以外は非常に住みやすいとも話してくれました。

 

難しいことでは有りますが、移住者を増やすにはインフラ整備が不可欠です。

良く若い時は「年を取ったら田舎で暮らそう」と云います。

しかし、年を取ってから、病院等のインフラが整備されていない状態では、困難です。

自分の父(75才)曰く、「地方はウォシュレットが無いから嫌だ」と言っておりました(^_^;)

 

 

*長くなりました。次回に続きます

 

 

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