自分事の観光まちづくりへ

天塩町かわまちづくり検討委員会も次回で5回目になります。

 

私はこのプロジェクトを、本当に楽しみながら、そして本当に熱く取り組んでいます。

 

理由は2つ有ります。

 

一つ目に、当初は数回の「天塩川流域のハード・ソフト整備の為の住民ヒアリング」と云う予定を、1年近く掛けて、「町の観光計画」にしてしまおう!という所まで話が大きくなったこと。

 

2つ目に、こういうケースは普通何回か住民との対話を行って、後は行政側が取り纏めて終了と云うケースが殆どですが、あくまで考えるのも行動するのも住民で行えるということ。

本州では著名なコミュニティデザイナーの方が、取り組んでいるケースも散見されますが、北海道で、(ある意味素人のチームが)官民協働を長期間コーディネートするケースって、殆ど例が無いのでは?

 

そういう意味ではこのプロジェクトが成功すると、北海道観光にとってエポックメイキングな出来事になると思うのです。(特に地方に)

 

 

ということで、先日事前打合せが行われました

 

前回迄は、委員の方と天塩町の資源強みを中心に、主にワールドカフェ形式で対話を重視してきました。

 

しかし今回からは、いよいよアクションに向かって何をどうするべきか考えていく、ターニングポイントとなる回となります。

 

その為に、まず今迄のキーワードを一度分析しつつ、グルーピングしていくことにしました。

 

只、キーワードが書かれた300枚近くのカードを、分類のタイトルを付けながら小→中→大の3層ほどのグループにしていくのは、かなり大変な作業です。

 

20人近くで合意形成は不可能なので、3チームに別れ、それぞれ行いました。

自分達のチームは、「自然」 「歴史」 「食」 「人」 4つの大分類となりました。

まだ漏れ無く、ダブり無くな状態とは、言えない為、本番前日にブラッシュアップしたいと思います。

 

そして本番では、これを使用して、参加者が何をするか自ら決める形で話し合いを行います。(時間が短い為、今回はあまり深くは出来ませんが)

 

今後は参加者が解決したい課題を自ら見つけて、「自分事」として取り組んで貰います

 

しかし、恐らく何をどのようにしたら良いのか、皆目検討がつかないと思います。

そこで今回は、同じ天塩川流域の街「美深町」から実際に自ら観光まちづくりに取り組んでいる仲間を呼んで、最初にトークセッションを行いたいと思います

 

皆さんもきっと勇気と刺激を受けるでしょうし、今後の連携も出来たら良いなーと思っています。

 

 

そして、今後具体案を深める為には、自分達でワークショップを運営出来るための学びの機会も必要になります。

ブレインストーミング等の会議手法を始め、チームビルディングや合意形成プロセス、ファシリテーションスキル等です。

 

そうなると、現状の2時間では難しいので、近いうちに合宿も必要となることでしょう。

 

それ以外にも、雪が溶けたら外部の人とのフィールドワークもしたい。

コーディネータと事務局はコンセプト作りの為のSWOT分析も行って行きたい・・・。

なんと言っても、少しづつ結果を形として表出させる事によって、モチベーションを上げていきたい。

住民が創るガイドマップや未整備な看板作成、フォトコン等のイベント・・・。

 

これらを並行して、やるのが一番良いのか?

手探りの日々は続きます。

*頂いた「天塩川」写真集。如何に天塩川が、住民の暮らしに深く関わっているかが良く分かります。

前回話題となった、今は無い「長門船」、復活させたい!

因みに、天塩町でまだお元気な船大工さんは1名のみです。

 

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