歌登の「おもてなし」から見えてくること

先日の「ガイアの夜明け」は、北海道観光に関係している方必見の内容でした。

 

内容は外国人観光客の増加に対応する、2軒のホテルを描いたものでした。

一軒目は東京にある大型名門ホテルの例、二軒目は北海道歌登グリーンパークホテルの例です。

 

一軒目の大型名門ホテルは、増加する外国人観光客を狙って競合が激しくなった為、外資系ホテルのホスピタリティを取り入れる話です。

親会社の覆面調査に「積極的なコミュニケーションが出来ていない」と駄目だしされ、現場スタッフがミーティングを行い、対策を(折鶴を渡すことで会話のキッカケを作る等)していくさまを描いてました。

 

二軒目の歌登の例です。大分、有名になりましたが・・・。

歌登グリーンパークホテルは遠い(札幌から5時間)、メジャーな観光地が無い等、様々なハンディにより危機的状況にあったのです。

そこで、新しいターゲットとして、タイ人観光客を積極的に誘致し、様々な日本文化(テーマはお祭り)を宿で体験して貰うことにしました。

それが口コミで伝わり、宿泊客が急増(20人が5年で1300人に増加)しているのです。

 

ところが、現在タイの旅行会社から新たに求められているのは、「歌登の住民とのコミュニケーション」の機会を作って欲しいという要望でした。

困った支配人は住民に説明会を開催してアイディアを募り、住民を巻き込んで実現に向かうというものでした。

 

この番組から、2つ確信した事が有ります。

 

一つ目は、今も最も求められているホスピタリティは「コミュニケーション」だと云うこと。

それも前回のブログで書きましたが、特に「地元の人との交流」は、観光客が「旅行に行ってきた」から、「思い出が出来た」に変身させる魔法のような気がします。

 

二つ目は外国人観光客へのホスピタリティに関しては、今なら中小規模の施設(ホテル以外も含めて)でも戦える大きなチャンスということです。

アイディアと行動力にかかっています。

 

なにせ、大型名門ホテルが行った対策が、折紙の鶴を渡すことですよ。

そんなの、昔から中小のホテルや旅館で、やっている所沢山ありますよね。

恐らくやるかやらないか、活用するかしないか(気づくか気づかないか)の違いだけのような気がします。

 

 

 

*写真は天塩町の「べこちちファクトリー」のチーズ。モッツァレラも良いですが、二年熟成のハードタイプが、濃厚で気に入りました。

歌登に出来て、天塩町に出来ない訳が無い!

ということで、明日は天塩町かわまちづくり検討会に向けての打合せです。

 

 

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