あるお店の話です。

先週、十数年振りのインフルエンザ罹患で、すっかり予定が狂い、ブログ更新もご無沙汰になってしまいました。

ネタは増えているのですが・・・。

しかし、今のインフルエンザの薬に驚きました。

一回吸入しただけで、翌日には熱や諸症状がすっかり治ったのです。

医学の進歩を実感出来ました。あまり実感したくないですがw

 

少し昔の話です。

独立した当初、ある日某家電メーカーで販売促進のお手伝いをすることになり、大型家電量販店で販売のヘルプに入ることになりました。

 

そこで驚くべき体験をしました。

 

まず、着替えの為、従業員更衣室に行くと、写真のポスターが貼られていました。

ルール遵守啓蒙のポスターなのですが

 

「まずは、まともな神経を取り戻してください」

取引先も使用する更衣室に、こんな言葉が貼られているなんて・・・。

(あまりに衝撃だったので、写真を撮ったのです)

 

嫌な予感がしました。そして、その予感は的中します。

 

お客様の入店数に比べ、従業員数が圧倒的に不足していたその店は、お客様から呼ばれると番号札をお渡しして、販売員をコントロールしている責任者が、順番に販売担当を手配するカタチを取っていました。

しかし、私が受けたお客様を、責任者が手配を忘れたのです。

当然、長時間待たされたお客様は怒り出します。

クレームとなり、責任者が呼ばれ、今度は私がお客様に呼ばれました。

しかし、責任者から私を擁護する言葉は無く、そのまま一緒に謝罪しました。

対応が終わった後も、全く責任者から謝罪の言葉は有りませんでした。

 

そして、仕事が終わり、帰りに店内商品を持ちだして無いか、私物点検をするのですが、販売時に使用していた電卓が持ち込み禁止ということで、没収されてしまいました。

周りを見ると皆没収されています。

帰ってから、メーカーに激しく抗議しました。

ところが実はメーカーも驚いていました。

何故なら、その週から店舗のルールが突然変わっていて、メーカーの営業マンも没収されていたのです。しかし、立場上店に抗議は出来ないとのことでした。

当然、そのお仕事はそれで終了させて頂きました。

 

販売店に取って、取引先様もお客様です。

ですから、取引先様、そして同じ仲間への従業員に対しても、ホスピタリティマインドを発揮させるべきなのです。

その感覚を持たずして、顧客満足を向上させてることは不可能です。

それを今だに古い昔の「仕入れてやっている」感覚では、いつか時代に取り残されて行く気がします。かつての百貨店がそうだった様に。

 

家電量販店の苦戦が伝えられて久しいですが、こんな所に原因が潜んでいる様な気がします。

 

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