「湯宿だいいち」のこと

先日、養老牛温泉の湯宿だいいちに宿泊してきました。

温泉マニアの私が最も行きたい宿の一つでした。

今回は半生記生きた記念(俗に言う50才の誕生日)に、札幌から車で約7時間掛けて行くことにしたのです。

で、結果から云うと「最高です。皆さん、行ってみて下さい。以上」の一言です。

それだとこのブログが終了してしまうので、ポイントだけお伝えします。

 

 

一つ目は温泉です。

本館と新館に大浴場そして貸し切り風呂。自分が数えただけで11個の浴槽(男子と混浴)があります。

本館の露天は全て川に面しており、特に混浴の浴槽が素晴らしいです。奥飛騨の新穂高温泉槍見館を彷彿とさせます。内風呂は檜風呂で和風な雰囲気で落ち着きます

新館浴場は大きくは無いのですが、宿泊者専用のためゆったり入れます。

 

これらの浴槽全てが、自然湧出の100%源泉掛け流し非塩素非循環というのだから驚きです。

また、全ての浴槽が毎日湯抜き清掃を行っているというのです。

毎日湯抜き清掃することがどれだけ大変か、温泉に少しでも関わった方なら分かるはずです。

当日の夜までに4回、翌日の朝2回も入浴してしまいました。

 

 

2つ目は食事です。

これも予想以上でした。既成品は殆ど使われてないと思われます。

夕食の中では特にメインの「メンメの和風あんかけ」。これが絶品でした。

メンメの唐揚げに、ちょっと柚子風味のあっさりしたあんが掛かっています。

唐揚げだけだと、湯の川の「一の松」さんあたりが名物としていますが、こちらの方が美味しいと思います。

 

そして噂の朝食。凄いです。

ロビーでは、毎朝恒例の餅つきが始まって居ました。

搗いた餅は、すぐ丸めてきな粉餅にしてその場で頂けます。また、チェックアウト時には大福として頂けます。

朝食の種類は物凄いです。途中でカウント断念しました。

写真を見て下さい。

これらを外にいる沢山の野鳥を見ながら頂きます。

案の定、食べ過ぎました。 

凝った料理をお望みなら、確かに望楼や翠山亭とかでしょうが、北海道らしさ、道東らしさを味わえると云う意味では、こちらに軍配ですね。

 

3つ目はホスピタリティの素晴らしさです。

それもハード、ソフト共に素晴らしいです。

良かった点を羅列してみると・・・

・チェックイン13時チェックアウト11時 (22時間も滞在できる)

・チェックインは大きな囲炉裏の前で、ウェルカムドリンクを飲みながら(ホット一息)

・鍵が2つあること(これはホントに便利、他の所でもやれば良い)

・寝湯の手すりと枕部分が木製であること(ひんやりが無い)

・浴場から脱衣場に上がる所がマット類では無く、木製のスノコであること(あのベチャベチャマットを踏まなくて良い!)

・部屋のアメニティの豊富さ (特に胃腸薬は嬉しかった)

 

しかし、何と言ってもスタッフの笑顔と会話力(雑談力)が素晴らしい!

言葉使いが正しいとか、丁寧とかいう意味では無いです。

「ゆっくり出来ましたか?」その一言が言えるか言えないかなんです!

最後に長谷川さん(息子さんの方です、私と同じきたかんメンバー)に、どういう人材育成しているのか聞きたかったのですが、お忙しいみたいので断念しました。

 

とにかく、北海道の素晴らしさを凝縮したような温泉宿です。

本州の人に北海道の良さを教えたい時、また道産子が北海道の良さを再発見したい時、是非泊まってみて下さい。