鯉川温泉旅館のこと

 

先日、鯉川温泉旅館に行ってきました。

こちらにお世話になるようになってから、早15年程になります。

途中、前職の関係で、道外に転勤していた3年間以外、ほとんど毎年必ず訪れています

それくらいお気に入りなのです。

 

何故、それ程気に入っているのか。

その理由は「温泉が良い」「食事が美味い」「癒される」の3つです。

 

1点目の「温泉」の良い点。

まず、当たり前だがお湯が素晴らしい。

鉄分を多めに含んだ、オレンジ色の含重曹食塩泉は、勿論掛け流し非循環塩素注入無しの「正しい温泉」であります。

湯船も良いのです。

小さな滝の見える露天風呂が有ります。

そこでボーっとするのが大好きです。

しかし、それ以上に素晴らしいのは、男性用内風呂です。

昭和初期に造られた湯殿は、昔の混浴湯治場の趣を残す素晴らしいものです。

いや、女性のかたもご安心下さい。

今年から朝7~9時の2時間のみ、男女の浴場を入れ替える事になったのです!

滝見の露天は元々女性の方が眺めが良かったので、男性にとってもメリットですね。

 

2点目は「食事」です。

まず、既製品が無く全て手作りされていること。

温泉宿に関わっていた者からみると、これは凄いことです。

酷い所だと、バイキングの8割以上は袋を切って温めるだけです。

そして、魚介類が中心ですが、全て味が良いのです。

華美な料理では無いですが、季節の食材を必ず使い、一捻り工夫されています

今回のお鍋は鮭を使った石狩鍋だったのですが、ちゃんちゃん焼きの様な味付け(バターが隠し味?)だったりします。

そして、なんと言っても敷地から湧き出る湧水で炊いた蘭越米が絶品なんです。

普段、白米をお代わりすることが無い私でも、必ず2杯食べます(笑)

 

3点目の「癒やし」です。

一つは年季の入った建物です。

タイムスリップしたような感覚に陥ります。

しかし、古くても手入れが行き届いているので、とても快適です。

何故か満室でも静かです。何故か夏は冷房が無いにもかかわらず涼しいのです。

そして、なんと言っても、ご主人と女将の笑顔に癒されるのです。

毎年、お二人の顔を見るとホッとします。

 

もちろん私にとっての最高の温泉宿であり、万人にとって最高と云うわけではありません。

私の持論は「温泉とラーメンは同じである」です。

意味は主観性が強く、万人に勧めるのが難しいということです。

部屋にトイレや冷蔵庫も無いですし、食事も基本肉類はあまり出てきません。

S山亭やT雅みたいなのが好きな方には全くお勧めしません。

 

しかし、ここには本物があります。

来年115年を迎えようとする、歴史が証明した本物です。

どうぞ、本物の温泉宿に触れたくなったら、日帰りでは無く泊まってみてください。

 

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