クレームを考える②

こんにちは。

ホスピタリティコーディネータの濱野です。

 

前回、「クレーム要因の中には、他の顧客にとっては顧客満足の要因になることも多い」というお話をしました。

そして、実は「クレーム」と「顧客満足」の「定義」は一緒である、その「定義」とは?」という質問をしました。

分かりましたか?

 

答えは「お客様の<事前期待>に対する<認知>との<差>である」です。

「事前期待」とはお客様が、そこの財(商品)やサービスに対して「こういうモノが有る筈」「こんなサービスをしてくれるだろう」という事前に希望している内容です。

「認知」とはお客様が実際に受けたサービスの事です。

 

認知が事前期待を上回れば顧客満足の状態になり、

認知が事前期待を下回れば不満足になり、我慢が限界に達した時クレームになります。

 

そして、その事前期待は100人居れば100通りなのです。

 

私が以前働いていた百貨店で、素晴らしい女性販売員が居ました。

お客様にはとても親切に対応して、ファンのお客様も沢山居ました。

所がそれでも、本当たまにでは有りますが、クレームは発生します。

そのお客様曰く「しつこくされた」と。

 

その販売員さんは真面目な方だったので、どうしたら良いか、相談しにきました。

当時、マネジャーだった私は「お客様の状況を見て、少しお声掛けのタイミングを遅めにずらして見ましょう」とアドバイスしました。

 

しかし、それでもまた違うお客様から、たまにクレームが入る事が有ります。

そのお客様曰く「買う気でずっと見てたのに、無視された」と。

そうです。「クレーム要因の中には、他の顧客にとっては顧客満足の要因になることも多い」のです。(只、一般的に企業では、100人100通り全てのお客様のご要望に対応するのが不可能なので、ターゲットとコンセプトを決めます。が、それはマーケティング寄りの話になるので割愛します。)

 

如何にお客様の「事前期待」を読み取って対応するかが、ホスピタリティの基本で有り、結果クレームを減らす事になるわけです。

 

*写真はうさぎと共に飼っているペット、デグーの「つくね」です。

デグーは天竺鼠科で「アンデスの歌うネズミ」と言われています。

感情を声で表現します。非常に人に懐きます。撫でるとうっとりします(笑)

 

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