ホスピタリティコーディネーターの濱野です。
札幌では先日から夏の風物詩ビアガーデンが始まりました
国内最大級のスケールです。
北海道独特の、カラッとした青空の下で飲むビールは、最高に美味しいです。
さて、今回のテーマは「ホスピタリティとはなにか」です
「え?心を込めたサービスでは無いの?」
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、本当のホスピタリティの意味はちょっと違います。
その誤解が、ホスピタリティ向上の弊害になっているケースも見受けられます。
そこで、ホスピタリティとは 何かを「起源」「語源」「概念」の点から説明していきます。
まず、ホスピタリティの起源は「異人歓待」という風習です。
紀元前の昔から、共同体を訪れた異邦人に対し、飲食、宿泊を提供してもてなしたのです。
そうすることで、お互い危害を加えないことを確認しました。
その上、連帯感を醸成させ異文化交流を促進させ、お互いの共同体の文化交流を図ったのです。
次に、ホスピタリティの語源ですが、ラテン語「hospes」 からきています。
これには「ホスト」「 ゲスト」両方の意味を含み 「主人と客人同一の立場に立つ態度を保つ」という意味がありました。
「ホストとゲストが同じ立場」、それがポイントです。
原義は「客人の保護者」という意味です。それが「ホスピタル」や「ホスピス」、「ホテル」といった派生語になって行きました。
最後にホスピタリティの概念です。
これは「サービス」との違いを比較することで明確になります。
サービスの語源はサーバント(奴隷)です。
当然、「ホストとゲストが同じ立場」ではなく、上下関係が発生してしまいます。
次回は、この「サービス」と「ホスピタリティ」の違いを掘り下げます。
そうすることで、ホスピタリティとは何かが更にはっきりしてくると思います。
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